映画「ダンシング・ベートーヴェン」は5番的

数秘術の視点に基づいた映画レビュー!
作者の意図とは異なる場合があるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。

映画 ダンシング・ベートーヴェン

あらすじ

再演が不可能とされてきた天才振付師モーリス・ベジャールの伝説の舞台「第九交響曲」が、東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団の共同制作により再演が実現!

そのステージを作りあげるまでの、制作陣・ダンサーたちの実録映画。

予告編

五感のすべてをフル稼働!

ベートーヴェンの「第九交響曲」をいかに理解し、いかに表現していくか。
これは単に振り付けをマスターして踊るというよりも、もっと根源的な「喜び」や「悲しみ」や「一体感」などの理解が必要になってくる。

踊ることの喜び、過酷さ、キャリアの構築、休業への不安、新たな命への期待など、
ダンサーたちの人生そのものが第九とリンクしていき、それが舞台となって融合したときのパワーがすばらしい。

「ひとつになれ」というメッセージが胸を打つ。

願わくば、舞台を通しで見たかった。

映画から感じたテーマと問いかけ

・人生とは何か
・表現とは何か
・苦渋の選択から人生を生きる大切さ
・他者の人生をいかに尊ぶか

音楽! ダンス! 人生の表現!

「感情の表現」
「音楽」
「オーケストラ」
「ダンス」
「一体感」
「人類みな兄弟」
そのメッセージのすべてが5番的。

CBD Tarot de Marseille by Dr. Yoav Ben-Dov, www.cbdtarot.com

 

いかに感じ、
いかに表現し、
いかに生きていくか。

そして、他者の人生をいかに尊ぶか。

苦悩を含めた人生のすべてが表現につながっていることの感動がそこにある。

そして、出演しているダンサーにそれぞれ華があり、
輝くオーラを放つ人は何が違うのかというのも考えさせられた。

特に、モーリス・ベジャール・バレエ団のソリストである大貫真幹氏のダンスが魅力的で、
一度生で舞台を見たいな…という気持ちにさせられる。

正直、「映画の作り」としての完成度はそんなに高くないなと個人的には感じるが、
ダンスをする人も、しない人も、
「自分の人生で何を表現していくか」という圧倒的なエネルギーを感じたい人におススメ。

映画「ダンシング・ベートーヴェン」オフィシャルサイト