映画「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」は2番的

はじめに
こちらの映画レビューは、数秘という視点に基づいた独自解釈です。
映画も数秘も好きなため、その好きな要素を合体させています。
作者の意図とは異なる場合があるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。

映画 ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣

あらすじ
生まれたときから「この子は何かが違う」と母親に感じさせたセルゲイ・ポルーニン。
その身体能力を活かし、新体操からバレエの世界へ。
才能に努力が加わり、エリート街道をひた走る。

彼の学費を稼ぐためにバラバラになった家族と、いつかまたみんなで暮らすことを夢見て必死に努力するのだが……

 

予告編

-------------ここから先はネタバレがある…かも。

映画から感じたテーマと問いかけ

・与えられた運命は受け入れないといけないのか?
・才能はあるが幸せでない、という葛藤
・目標や夢を失ったときにどうすればよいのか
・自分の使命を知ったとき、それが自身の幸せでないとわかっていても先に進めるのか

 

2番的要素

才能を受け入れる
才能を「神に与えられてしまった」かのように見える、セルゲイ・ポルーニン。
努力してもむなしさしか残らなくなった時に、夢を捨てようとする。
しかし果たして、「才能」を捨てることはできるのか。
捨てて幸せになれるのか?

才能は必ずしも幸せだけを運ぶわけではないが、
だからといって才能を活かさない人生も考えられないというジレンマが胸を打つ。

使命を受け入れる
セルゲイの母親、そして家族。
愛する人たちに時に厳しく接し、自身の幸せを後回しにしてきた。

親の使命とは?

使命を全うした、セルゲイの家族たち。
最後の方のシーン、久しぶりにセルゲイに会った祖母が「許してね」と言った一言が胸を打つ。

圧倒的なバレエシーン
数秘の2番は、美とエンターテイメントの数字。

映画全編にわたって、2番的!

好きだけどつらい、つらいけど好き。

そんな感情自体がとても2番的だなと思える。
好きで、努力して、苦しくて、
「あれ、何のために頑張ってるんだっけ?」
と当初の意思を見失ったりしてしまうんだけど、
喜びや感動のエネルギーが返ってきたときに
「ああ、これでよかったんだ」
と思える瞬間が来る。

まだその瞬間が来ていなくても、
その瞬間を夢見て頑張る。

月並みですが、くじけそうになったときにセルゲイの踊りを見ると力をもらえます。
会う人みんなに薦めている映画です。

 

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